お世話になっております。
引越営業の清光と申します。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
本日も有料級のアドバイスができれば嬉しく思います。
さて、皆さん。
追加料金も支払払わないよう、しっかり予習もして頂いてるかと思います。
それでも、相対的に引越し費用が上がってしまう物件は存在します。
引越料金が上がってしまう物件・条件
我々もできるだけ費用を抑えたお見積りをお出ししたいんですが、そうは行かない物件があります。
1,タワーマンション
なぜ引越し料金が高くなるのか。
それは、お金持ちだろうから引越代高くしてもビクともせんやろ、と思っているわけでは少ししかありません。
本当でございます。(震え声)
我々引越営業は、建物様を管理されております防災センター様に、引越し作業の確認の事前連絡をいたします。
その際、下記のようなご指示をいただけることが多いように思われます。
建物の入り口から床壁何百メートルも保護してください。
エレベーターの中ももちろんですよ。
建物への搬入搬出口は地下からで、小さい車しか使えないから地上に大きい車とめてピストンしてください。
建物の中に荷物搬入用のエレベーターはあるけど、他の小配業者さんと共用ですよ。
上記のような、様々な時間かかる指定が入るからです。
※引越会社もやりたくてやっているわけではなく、やらされているんです、頂いているご指示に従っております。(切実)
こういったご指示を頂くと、作業員の人数を増やさないと対応いたしかねたり、引越作業も1~3時間程度余計にかかってしまいます。
そういった理由があり、通常の建物よりも目安1~5万円程度料金上がります。
※UR様のトミンタワーのような基本養生しかいらないタワーマンションの場合は追加費用かからない場合もあります。
2,新築一斉入居
100世帯以上の、大型新築物件は大体1社が幹事会社となります。
その引越会社が、引越可能時間枠を1日に4枠設定し、皆様の引越作業日時を管理してくれやがります。
自由に作業させてはいただけません。
ここで大切なのが、引越の時間枠です。
大まかに下記に分かれます。
9-11時 11-13時 13-15時 15-17時
ベストな時間枠は2種類あります。
1,9-11時:お荷物量が多くて、引越先から遠くへ住んでるお客様
引越日夕方から夜にかけてお荷物を積み込み後、トラックで一晩預かり翌日朝一搬入
2,11-13時:お荷物量が少なく、引越し先から近くへ住んでるお客様
引越日朝一でお荷物積込、そのままご転居先へ搬入
こちらが料金を一番抑えられます。
13-15時や15-17時枠ですと、作業員が乗っているトラックで待機時間が発生するため、
引越し料金が1.5~2倍になります。
待機している間もう、1回引越ができる時間分の機会損失が生まれてしまうからです。
お客様からしたら、作業員は何もしていないんだから料金プラスにしてほしくない
引越会社からしたら、引越がもう1回できる時間が開くから料金いただきたい
ままなりませんね。
ちなみに、幹事会社を必ず使わなければならないということは少ないです。
タワーマンションと一斉入居につきましては、バンバン相見積もりを取っていきましょう。
3,キッチン・水回りが2階にある階段の狭い戸建て
戸建てって高くても3階しかないから引越代あがらないでしょ?
そう、引越代は上がりません。
上がるのは大物が階段通らなかった時のクレーン・手吊り作業料金です。
クレーンの場合呼ぶのに3万円、1点追加に1万円程度かかります。
手吊の場合、軽い家具で作業員で対応できる場合なら5千円程度ですみます。
クレーンが入れないような場所で、重量物を手吊りで上げるような場合、
作業員を大量に投入しなければならないため、5万円、1点追加に付き1万円程度かかります。
引越代より高くなるじゃない!
仰るとおりでございます。
では、こちらの画像を御覧ください。
本当に特殊作業になるので引越作業員では対応できないんです。
上げるのを諦めるか、大きいものを諦めるかお選びいただくしかありません。
4,億ション(死語?)
いい区分けがみつからなかったため、筆者の明晰な頭脳の中の語彙より探してまいりました。
年齢が見え隠れしてしまい、足元が震えております。
こちらも、タワーマンションと同じでございます。
決して、お客様がお金持ちだろうから引越代高くしてもビクともせんやろ、と思っているわけでは少ししかございません。
床一面大理石で、養生をしても台車禁止とか、部屋内もフル養生してくださいとか
引越屋泣かせのご指定を頂きます。
大理石に痕が残るため、プラスチックのベニヤ板を固定するマスキングテープすら貼ることをご許可いただけません。
そのため、作業員がえっちらおっちら、腰の痛みと戦いながら手運びいたします。
もちろん対応は可能なのですが、作業員の人数が増え、引越に時間がかかるためどうしても料金が上がってしまいます。
5,建物の目の前に時間指定進入禁止の制限がかけられている
こちらは道路交通法により、進入禁止の時間が設けられている場合です。
スクールゾーンの7:30-8:30なら特に問題はないんですが、
商店街はもう引越していただかないでください早起きして頑張ります!
この場合、前日の夜にお荷物をお預かりし、翌日朝一で搬入作業をいたします。
その他にも、フリータイム便で時間を開けておいたのに、12時以降進入禁止の指定があり
午前便で引っ越すことになり、引越料金も割高になったということもあります。
しかし、大変恐縮ではございますが、会社として営業を2回警察に派遣しないとならないので、料金は上がってしまいます。
恐らく、どの会社も電子申請のやり方を存じ上げないと思われます。
弊社でも、私が電子申請できることを隠しておりますため、料金は上がってしまいます。
さて、いかがでしたでしょうか。
本日紹介させていただいたのは
条件の指定により引越代が上がってしまう事例でした。
こちらはお客様や引越会社の力ではどうすることもできません。
このような条件に、運悪く当てはまってしまった場合は
相見積もりを取り、一番頑張ってくれる会社を探すしかありません。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
皆様の節約のお力になれたなら、嬉しく思います。
また、皆様からこのような節約があるよという場合、コメント欄に投稿してください。
今後の参考にさせていただきます。